人工皮膚

人工皮膚成分の広がり

 人工皮膚と聞いて連想するのは、なんでしょうか。

   火傷や怪我などで傷ついた皮膚を修復する、仮の肌。そんな印象を受けられる人が大多数かと思います

 有名な出来事があります。1990年、サハリンからひどい火傷で運ばれてきた少年を覚えているでしょうか。この少年「コンスタンチン君)」の治療に使われたが、人工皮膚でした。

 この時に使われたの人工皮膚は、繊維メーカーユニチカが開発した「ベスキチン」というもの。原材料には、キチンキトサンというモノが使われていました。

 キチンキトサンとは、キチン(エビ、カニをはじめとして、昆虫、貝、キノコにいたるまで、きわめて多くの生物に含まれている天然の素材)を、アルカリで処理したものがキトサンです。処理をそても「キチン」を完全に取り除くのは困難なので、いくらかの成分が残ってしまいます。その状態の成分をキチンキトサンというのです。
 副作用もなく、鎮痛効果が期待できる。なおかつ、止血や殺菌作用にも優れた効果が見られるのところが特徴です。身体の酵素の働きが加わると、いつのまにか自然に分解してしまうので、剥がさなくても消えてしまいます。まさに、治療には、うってつけといえますね。


 治療としての人工皮膚について書いてきましたが、ここからが本番です。

 人工皮膚は、美容の分野でも、注目(とくに女性達の)を集めています。
 人工皮膚を使うことで、肌がいつまでもピチピチスベスベの状態を保つことができるのです。

 美容で使う人工皮膚は、治療に使うものとは違って、クリームや美容液で代用します。人工皮膚そのものは使いませんが、「人工皮膚の成分」を使うことにより、肌をしっかりと保護してくれるんですね。

 同時に、皮膚細胞を復活させることにも一役買っています。女性なら誰でも気になる、毛穴やシミ、シワを細胞レベルでカバーするとのこと。ニキビ跡のデコボコになった肌、日焼けによるシワが出始めた目元・口元などにも有効に使われます。

 美容で使われる人工皮膚美容液は、種類が豊富です。無香料や無着色、界面活性剤不使用、さらにはオイルフリーであるものも珍しくありません。ナイーブな女性の肌に、限りなく優しい商品を提供しようとするメーカーの優しさといえるでしょう。

 品質がデリケートな分、保存期間が短いのが難点かも。パラベンさえも入っていない商品においては、開封した後は雑菌が入らないように冷蔵庫などで保存することが大切。鮮度を保つため、使い始めから1〜2ヶ月までには、使い切るようにしなければなりません。

 使い方です。

 夜の洗顔後、化粧水で肌を整えてから、適量を顔全体にマッサージするように塗布します。この時、目の周りにつかないように注意して下さい。気になる部分には、重ね付けをすることでより効果が期待できます。肌以外でも使えますので、人工皮膚の美容液の用途はさらに広がります。

 人工皮膚化粧品といえば、これまでは、専門のエステサロンなどでしか扱っていませんですた。高価なものだったために、手が出ないイメージもありましたね。でも最近は、自宅で比較的安く使えるのでとても人気があります。自分に合う人工皮膚化粧品を見つけて、使用上の注意を守りながら使うことが自分の肌をいつまでも美しく維持することにつながるのです。

 元々は、使い道が定かでなかった「キチンキトサン」。  医療・美容に限らず、生物学・農学・化学・生化学・物理化学・材料科学・医学・歯学・薬学など、幅広い用途に、期待されています。




人工 皮膚 オーラ スキン

 人工皮膚は、医療の現場で火傷の治療に使われますが、皮膚に対してすぐれた効果が期待できるという理由から、化粧品にも利用されるようになりました。
使われている成分は「キトサン」は、生体親和性が高く我々人間の肌との相性が良いとされています。

 化粧品では、「オーラスキン」という化粧品が女性の間で有名です。さまざまなシリーズが、用意されています。オーラスキンシリーズについて調べてみました。

 オーラスキンシリーズの、中心的な存在の商品に「オーラスキン原液」があります。オーラスキンのシリーズでは、初の原液でキチンキトサンの成分を、ギュッと凝縮したものです。手にとってやさしくマッサージすれば、すっとお肌に馴染みます。

・「オーラスキン原液」が有効な人は?
 お肌のダメージが気になる人
 普段からしっかりとスキンケアを行いたい人


 次は、ファンデーションNano Plusです。このファンデーションにも、キチンキトサンが配合されています。特徴としてはくすんで見える肌を健康的な輝いている肌に見せる特殊パールを配合した点でしょう。日本人の肌に合うゴールドパールですから自然な輝きを演出することができますし夏の紫外線より大切なお肌を守るUVカット機能も備えています。

・「Nano Plus」が向いている人は?
 毎日のメイクや、スキンケアに気を使いたい人


 フェイスパックという、ちょっと変わった化粧品もあります。使い方wちょっと書きますね。

 1.シートを使う大きさにカット。
 2.洗顔を施し皮脂や毛穴の汚れを落とす。
 3.シートを肌に乗せ、その上から軽く水を含ませる。
   しばらくするとフィルムが溶け出し液体になる。
 4.溶け出し液体を、指で全体的に伸ばす。
 5.軽く洗い流す

 この手順で、ピチピチのお肌を取り戻すことができるそうです。時間は、約5〜10分ほどです。

・「フェイスパック」はいつ使うの?
 肌のお手入れに、ちょっと時間をかけられるとき(週末など)


 シワ専用のクリームというものもあります。この商品にも、もちろんキチンキトサンが配合されています。年齢がわかる(バレル?)、目元や口元に使うことで、気になるシワやほうれい線までをカバーできるという、優れたクリームです。


 このように、オーラスキンの商品は人工皮膚に使われていたキチンキトサンが使われていて、これによってすべての女性に健康的で美しい肌を提供することができるのです。